光脱毛にはどんな方式があるの?美容脱毛サロンで導入されている人気の脱毛方式を紹介します!

光脱毛は美容脱毛やフラッシュ脱毛とも呼ばれ、主に脱毛サロンなどで受けられる脱毛方法です。最近流行している一般的な家庭用脱毛機にもこちらの方式が用いられており、多くの人に馴染みがある脱毛方式といえるでしょう。
光脱毛にはIPL方式やSHR方式などいくつもの種類があります。どの脱毛方式にも特徴があるため、調べてもどの方式がいいのかよくわからないという方も多いのではないでしょうか。
この記事では、光脱毛の仕組みのほか、それぞれの脱毛方式の特徴についてご紹介します。
目次
光脱毛って何?どんな仕組みで脱毛できるの?
光脱毛は脱毛したい部位に光を照射し、毛根を減弱させることで毛の成長を抑制し、脱毛する方法です。
照射した光は毛のメラニンや水分に反応して熱に変わり、毛を通して毛根に届きます。毛根には毛細血管から栄養分を取り入れる毛乳頭や、その栄養分を使って細胞分裂を繰り返すことにより毛髪となる毛母細胞などの発毛組織がありますが、毛の組織はタンパク質でできているので熱で凝固します。熱で凝固してしまうと毛乳頭は栄養が吸収できなくなるため、毛の成長は抑制され、減毛していきます。
これらの一連の流れが、光脱毛による脱毛の仕組みです。
なお、脱毛の光は後述する毛周期のうち、成長期の毛に高い効果を発揮します。効果的に脱毛を進めていくためにも、脱毛の光は成長期の毛に効率的に作用する、ということをしっかりと覚えておきましょう。
毛周期にあわせた脱毛が効果的な脱毛の秘訣
脱毛経験者であれば、誰でも一度は聞いたことのある毛周期。効果的に脱毛を行ううえで、毛周期について知っておくことはとても重要になります。
毛は常に成長し続けているわけではありません。生え始めてから一定期間成長したのち、成長を止めて徐々に毛穴から抜け落ちていきます。毛が抜け落ちた毛穴はしばらく毛がない状態になりますが、しばらくするとまた新しい毛が生えてきます。このサイクルのことを毛周期といい、全ての毛穴が独立してこの周期を繰り返しています。
毛周期は大きく分け、成長期、退行期、休止期という3つの周期に分かれています。
・成長期
成長期とは毛が成長している期間のこと。この時期は毛母細胞が細胞分裂を活発に行い、毛がぐんぐん成長していきます。
成長期には毛母細胞の働きが活発になるためメラニンという色素が濃くなります。脱毛の光は毛のメラニンなどに反応して熱に変わるため、メラニンが濃いほど光が毛根まで届きやすくなります。成長期は毛乳頭が毛としっかり繋がっている時期でもあるため、毛を伝って届いた熱が毛乳頭に作用しやすく、成長期はもっとも脱毛効果が高い時期になります。
・退行期
退行期は徐々に毛が抜け始める期間のこと。この時期になると毛が毛穴から徐々に抜け落ちていきます。
退行期にはメラニンが薄くなり毛根が毛乳頭から離れ始めるため、熱が毛乳頭に伝わりづらく、脱毛効果は成長期に比べると低くなります。脱毛後に毛が細くなった経験をしたことがある方も多いかと思いますが、これは退行期の毛に光を当てたことで毛乳頭の一部が熱変性したことによるものです。
・休止期
休止期は毛穴に毛が生えていない期間のこと。この時期、毛穴には毛が全く生えていません。
熱を伝える働きをする毛が存在していないため、休止期の毛穴にどれだけ光を当てても脱毛効果は見込めません。
昔ながらの脱毛方式!IPL脱毛
IPL方式は古くからある脱毛方式であり、光脱毛の中でも一般的な脱毛方式のひとつです。
IPLはIntense Pulsed Light(インテンス・パルス・ライト)の略であり、ランプを瞬間的に発光させます。カメラのフラッシュのように光ることから、フラッシュ脱毛と呼ばれることもあります。
IPL方式の仕組み
IPL方式の光は毛のメラニンに作用します。IPLの光を照射することで毛乳頭に熱が伝わり、毛乳頭は熱変性します。熱変性した毛乳頭は栄養を吸収できなくなるため、毛の成長が抑えられているため徐々に毛が少なくなっていきます。
IPL方式の特徴
IPL方式は黒々としたしっかりした毛ほど反応が出やすい脱毛方式です。
ただし、しっかりと反応するために痛みを感じやすかったり、メラニンの少ない毛や産毛には脱毛効果が低くなるというデメリットがあります。
また、単発で照射することがほとんどであるため、施術時間が長くなりやすい点もデメリットです。
出力こそ低いものの仕組みは医療レーザー脱毛と同じであり、大手・個人経営を問わず、幅広い脱毛サロンで導入されています。
お肌に熱を込めて脱毛!SHR脱毛
SHR方式は比較的新しい脱毛方式です。発毛組織を含めた毛包全体に熱を込めてバルジ領域(発毛を促す働きを持つ器官)にダメージを与えることで、毛の再生をしにくくします。
SHRはSuper Hair Removal(スーパー・ヘア・リムーバル)の略で、熱を込めることから蓄熱式ともいわれます。
毛周期を気にせず早いペースでお手入れができたり、痛みが少ないことなどから近年では導入する脱毛サロンが増えている脱毛方式です。
SHR脱毛の仕組み
SHR方式の光はでは毛包と発毛の司令塔になるバルジ領域にダメージを与えます。バルジ領域にダメージを与え弱体化させることにより、発毛命令が出にくくなり、毛を生えにくくすることができます。
SHR脱毛の特徴
IPLなど従来の脱毛方式は成長期のメラニンが濃い毛にしか反応させることができませんでしたが、SHR方式はメラニンに反応するわけではないため、メラニンの薄い産毛や金髪、白髪などに対しても高い脱毛効果を発揮します。
また、IPLに比べて肌にダメージを与えにくいため、痛みの心配が少ないことも特徴です。
さらに、SHR方式は高速連射ができるため、短時間で連続して光を当てることができます。そのため、従来のIPL方式では考えられないほどの圧倒的なスピードでお手入れが可能になっています。
ジェルの効果でムダ毛を減らす!SSC脱毛
SSC方式は抑毛効果のある特殊なジェルをお肌に塗り、ジェルの成分によってムダ毛の成長を抑制する脱毛方式です。
SSCはSmooth Skin Control(スムース・スキン・コントロール)の略で、従来の脱毛方式とは少し異なる特徴があります。
SSC脱毛の仕組み
SSC方式で用いるジェルには、フィニリーブという有効成分が含まれたつぶつぶが散りばめられています。このジェルを塗った箇所にクリプトンライトの光を当てることで、つぶつぶに含まれたフィニリーブが溶け出します。フィニリーブはライトの熱により開かれた毛穴に浸透し、毛の成長を抑制します。
SSC脱毛の特徴
ジェルに含まれるフィニリーブには制毛成分のほか植物由来の美肌成分も含まれています。
また、特殊なクリプトンライトの光はジェル内のつぶつぶにのみ反応するため、他の脱毛方式と比べてお肌に優しく刺激が少ないというのも特徴のひとつです。
次世代蓄熱式脱毛方式!THR脱毛
THR方式はSHRと同じ蓄熱式の脱毛方式です。SHRと比べて光の浸透力が高く、脱毛に効果的な光を安定して連続照射できるため、次世代の脱毛方式といわれています。
THRはThermo Heat Remover(サーモヒートリムーバー)の略です。肌表面ではなく肌内部に光が浸透するため、今までお手入れが難しいとされていた色黒の方も熱さを感じることなくお手入れすることが可能です。
THR脱毛の仕組み
THRは蓄熱式の脱毛方式です。弱い光を連続で照射することで毛包にダメージを与え、毛を生えにくくします。
THRの光は従来の黒いものに反応する光(可視光線)に加えて、赤外線領域を多く含んだ光を採用しています。赤外線領域により近づけた波長を使用することで、肌内部への光の到達点が広く、幅広い成長期の毛にアプローチすることができます。
これにより、肌表面への負担が大幅に減り、高い効果と安全性の両立が可能となっています。
THR脱毛の特徴
THRの特徴は、出力の安定性と肌内部への光の到達点の広さ。出力の安定性が高いことから往復照射が不要で、SHRよりもさらに短時間でのお手入れが可能になっています。また、光の到達点が広いことで毛根が深い男性のヒゲや、色素が薄い産毛にもしっかりと作用しやすく、速さと結果を兼ね備えている点が他の脱毛方式にはない強みです。
セルフ脱毛サロンATTRAではTHR方式の脱毛機を導入
セルフ脱毛サロンATTRAでは、各方式の脱毛機を比べた結果、総合的にバランスのいいTHR方式の脱毛機を導入しています。しかも、操作画面をセルフ向けにカスタマイズしたセルフ専用マシンとなっているので、難しい操作は不要で慣れれば誰でも簡単にお手入れできちゃいます。
THR方式を試してみたい方は秋葉原周辺にお越しの際、ぜひセルフ脱毛サロンATTRAをご利用ください。