効果的に脱毛するなら毛周期を意識！ベストな来店間隔は？

脱毛したことがある方、これから脱毛をしようと脱毛について調べはじめた方であれば、毛周期という言葉を一度は目にしたことがあると思います。
効果的に脱毛するうえで非常に重要となる毛周期ですが、しっかりと理解しているという方はどのくらいいるでしょうか？

実際、毛周期を知らなくても定期的に脱毛サロンに通ってお手入れをすれば毛は確実に少なくなっていきます。でも、せっかく大切なお金と時間を使って脱毛するのであれば、より効果的に脱毛サロンに通い、コストを抑えたうえで最短の期間で結果を出したいはず。

毛周期を理解することができれば、どのくらいの周期で脱毛サロンに通うべきかご自身でも判断ができるようになるため、効率的に脱毛できるようになります。特に、施術だけでなく来店ペースなども自身で判断することが多いセルフ脱毛サロンに通っている方は、絶対に知っておいた方がいい知識になります。

この記事では、毛周期について詳しくご紹介していきます。

毛周期って何？

毛は常に伸び続けているわけではなく、一定の期間成長を続けた後、毛は成長を停止して古い毛は抜け落ち、また新しい毛が生えるというサイクルを繰り返しています。
このように毛の生え変わるサイクルのことを毛周期といいます。
毛周期は大まかに分けて、

• 成長期
• 退行期
• 休止期

──という3つのサイクルを繰り返しています。
全ての毛穴は独立して毛周期のサイクルを繰り返しており、また個人差もあるため、どの毛穴がどの期に当たるかが明確にいえない点が難しいところです。

それぞれについて詳しくみていきましょう。

成長期

成長期は毛が成長する期間です。この期間には毛根が活発に働き新しい細胞が生成され、毛が長く伸びていきます。

退行期

退行期は毛が成長を停止して抜け落ちていく期間です。この期間にはある程度成長した毛は成長を停止し、抜け落ちる準備をはじめます。

休止期

休止期は毛が完全に生えていない期間です。この期間は新しい毛が生えるまでの準備の期間ということもできます。この期間の毛穴からは毛が完全に抜け落ちて毛がない状態ですが、ある程度経つと成長に入り、再び毛が成長していきます。

脱毛における毛周期の重要性

脱毛において毛周期はとても重要で、光脱毛に有効な毛は成長期の毛になります。それは光脱毛の原理によるものですが、それを説明するうえで毛が成長する仕組みを先に理解しておく必要があります。

毛が成長する仕組み

毛の根元には毛乳頭と呼ばれるタンパク質でできた部分があります。ここには毛細血管や神経細胞が集中しており、毛の成長に必要な栄養分を毛細血管から取り入れています。毛乳頭の上の部分は毛母細胞といいます。毛母細胞は毛乳頭から栄養分を受け取り細胞分裂をすることで毛が成長していきます。

光脱毛の原理

光脱毛では、毛を短くカットした肌に脱毛機を押し当てて光を照射します。
照射された光は毛のメラニンや水分に反応して熱に変わり、皮膚に埋まった毛を伝って毛乳頭に届きます。毛乳頭はタンパク質でできているため、熱が伝わるとタンパク質の熱変性が発生して凝固してしまいます。
熱編成が発生して凝固した毛乳頭は栄養分が吸収できなくなるため、毛の成長は抑制され減毛できます。これが光脱毛の原理になります。

光脱毛に有効なのは成長期の毛

光脱毛に有効な毛は、毛乳頭にしっかりと繋がっている成長期の毛です。退行期の毛は毛が抜け落ちるために毛乳頭から離れ始めてしまっているため脱毛効果は減り、休止期の毛は毛穴に毛が生えていない状態のため、光を当てても効果が見込めません。
つまり、毛が成長期になったタイミングで定期的に光を当てることが重要になるのです。

効果的に脱毛するためのおすすめの来店間隔

毛周期には個人差があると共に、すべての毛穴が独立してサイクルを繰り返しています。
また、毛は常に100％生えているものではなく、全身の毛穴のうち毛が生えている毛穴（成長期と退行期）の割合は20%〜30%といわれています。

成長期の毛はそのうちの数%となり、そのわずかな成長期の毛が光に反応して抜け落ちていきます。そのため、毛をほぼ生えない状態に持っていくためには、平均して8～12回の施術が必要です。

効率よく「成長期」の毛に光を照射するためには、毛周期にあわせてサロンに来店し光を照射することが重要です。具体的には、約1ヶ月～2ヶ月に1度のペースでサロンに通っていただくのがおすすめになります。

来店間隔が短すぎたり空きすぎたりすると脱毛効果は減るの？

来店間隔が短すぎたり空きすぎたりした場合、脱毛効果は減少するのでしょうか？
結論からいうと、毛周期にあわせて光を照射した場合と比べ、効率は落ちてしまう場合が多くなっています。
それぞれの場合についてみてみましょう。

来店間隔が短すぎた場合

早く脱毛を完了させたいという思いから、短い間隔で来店したいという方は多いです。しかし、どれだけ来店ペースを早めても毛周期のサイクルは変わりません。つまり、短すぎる感覚で来店してしまうと毛周期が変わらないままに次の照射をしてしまうことになり、結果として来店回数が増えてしまうため、効率が悪くなってしまうといえます。
前回来店から最短で照射したい場合には、前回来店時に照射した部位の毛がおおむね抜け落ち、次の毛がある程度生え始めたタイミングでご来店いただくのが理想的です。

来店間隔が長すぎた場合

来店間隔が長くなる場合でも、当然ですが毛周期のサイクルは変わりません。そのため、毛周期が変わり成長期を迎えた毛でも、照射ができないまま退行期に移ってしまう可能性が出てきてしまいます。成長期を逃してしまうと次に脱毛効果が高まるのが次回の成長期となり相当な時間を要するため、できるだけ効率よく素早い脱毛がしたい方は1ヶ月に1度など定期的に脱毛を行うのが理想的です。
一方で、一度お手入れした毛穴から毛が生えてくることはほぼないと言っていいため、これまで行った脱毛が無意味になることはありませんのでご安心ください。

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